豊胸手術を受けるなら知っておきたいダウンタイム期間

バストのボリュームが少ない、授乳や加齢などによって下がってしまったバストにハリを出したいといった悩みを解消できるのが、豊胸手術です。様々なバストの悩みに対応できる豊胸手術ですが、施術を受けるにあたってダウンタイム期間は必ず知っておく必要があります。

ダウンタイム期間とは、ダウンタイム期間中に気を付けたいポイントなどをまとめてみました。

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ダウンタイム期間とは

豊胸手術だけでなく美容整形を受けるにあたり、ダウンタイムの存在は知っておく必要があります。ダウンタイムとは美容整形を受けて、日常生活に戻れるまでにかかる期間のことです。ダウンタイム期間中は痛みや腫れ、内出血やむくみに違和感などの症状が現れます。

痛みなどのレベルは個人差が大きく感じ方は人それぞれですが、豊胸手術を受けたらダウンタイム期間があるということは覚えておくと良いでしょう。

メスを使う手術はダウンタイム期間が長め

2カップ以上バストアップしたいなど大幅にバストの形を変えたいという場合、メスを使う豊胸手術を選ぶ方が多いです。メスを使う豊胸手術の代表的な施術法がバッグ挿入法です。シリコンバッグをバストに挿入して、ボリュームを出したり形を整えます。

大きく見た目が変わる施術ですので、長年多くの女性が施術を受けています。ただ、メスで切開しシリコンを挿入する、そして縫合するという大きな手術となるのでダウンタイム期間は長めです。強い痛みや腫れといった症状のピークは、施術後1週間ほど続きます。

その後も症状は続き痛みは術後1週間から1か月、腫れは1週間から2週間ほどが症状のピークです。切開する手術を行うので内出血の症状も現れます。内出血は2週間から3週間ほどかけて、徐々に消えていくのが一般的です。

完全に違和感や痛みなどが治まるまでには人によっても異なりますが、半年から1年ほどの期間がかかるケースもあります。

今人気の脂肪注入法のダウンタイム期間

豊胸手術には色々な施術法がありますが、その中でも今人気を集めているのが脂肪注入法です。自分の体についている脂肪を吸引し、その脂肪をバストに注入してボリュームアップさせます。自分の脂肪を入れるので見た目もさわり心地もとても自然です。

脂肪注入法のダウンタイムはバストよりも、脂肪を吸引した部分が長めに出るケースが多いとされています。脂肪を吸引する際、カニューレという脂肪を吸引する管のような器具を挿入するため、メスで切開する必要があるからです。

痛みのピークは約3日から1週間ほどという方が多いようです。痛みの感じ方は個人差がありますが脂肪注入法の場合は、強い筋肉痛のような痛みが起こりやすいです。腫れの症状は脂肪を吸引した部分とバストに現れます。

強い腫れは約1か月ほどで収まります。

プチ整形のヒアルロン酸注入にもダウンタイム期間はある?

メスを使わないプチ整形のヒアルロン酸注入。切開や縫合をしないのでダウンタイム期間は無いのではと思う方もいるかもしれません。他の豊胸手術に比べるとヒアルロン酸注入はダウンタイム期間は短めです。ですが、全くダウンタイム期間に症状が出ないということはないので、施術を受ける際はその点は考慮しておく必要があります。

ヒアルロン酸注入の場合、腫れの症状が数日から1週間ほど続きます。ヒアルロン酸を注入する際、注射針を刺すのですがこの針が血管を傷つけてしまうと、内出血の症状が起こるようです。内出血の状態によって変わりますが内出血は、約1週間から2週間ほどで自然と消えていきます。

クリニックによってはカウンセリング当日にヒアルロン酸注入を受けられる所もありますが、プチ整形でもダウンタイム期間は存在します。ヒアルロン酸注入後、すぐに仕事に行くなどは控えてプチ整形でも安静にしておくことが大切です。

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ダウンタイム期間を考慮して施術のタイミングを決めよう

豊胸手術は施術法によってダウンタイム期間や、現れる症状の状態が大きく変わってきます。ですので豊胸手術を受ける場合は、ダウンタイム期間を考慮して施術のタイミングを決めたり、施術法を選ぶようにすると良いでしょう。

例えば、強い痛みや腫れといった症状が長く続くメスを使う豊胸手術の場合、余裕を持ったスケジュールを立てておく必要があります。長期休暇中を利用するなどして、施術を受ければ術後に安静にしておく期間を長くとることができます。

あまり長く仕事を休むことができないという場合は、ダウンタイム期間が比較的短いヒアルロン酸注入を検討してみるのも良いかもしれません。ヒアルロン酸注入も術後、数日は安静にする期間を作る必要はありますがメスを使う豊胸手術よりも症状が軽く回復も早い傾向にあります。

理想とするバストの仕上がりなども考える必要はあるものの、仕事をしている方は特にダウンタイム期間を考えて施術法を決めることが大切と言えます。

ダウンタイム期間に気を付けたいポイント

豊胸手術のダウンタイム期間中に気を付けておきたいポイントがあります。例えばワイヤー入りブラジャーの装着は脂肪注入法と、バッグ挿入法の場合3か月ほど避けるのが望ましいとされています。術後、痛みや腫れ、内出血といった症状が強く出やすい施術法ということもあり、バストへの負担を考えてワイヤー入りブラジャーは避けた方が良いようです。

ただ、カップ付きのインナーやノンワイヤーブラジャーは利用可能ですので、ダウンタイム期間中に全くブラジャーがつけられないということはありません。なお、ヒアルロン酸注入は施術後、翌日からでもワイヤー入りブラジャーをつけることができます。

運動も豊胸手術後は控えた方が良いとされています。脂肪注入法だと術後2週間から3週間、バッグ挿入法なら1か月は運動を控えた方が良いようです。ヒアルロン酸注入は軽めの運動であれば、術後1週間ほどで少しずつ再開しても良いというクリニックが多いようです。

ヒアルロン酸注入はメスを使わないプチ整形ということもあり、術後の制限はないというイメージがあるかもしれませんが施術を受けてから数日から1週間ほどは、アルコールの摂取も控えた方がベストです。

前もって知っておくと安心

豊胸手術を受けるにあたり、不安に感じる方が多いのがダウンタイムです。どんな症状が出るのか、症状が続く期間はどのくらいなのかなど不安はつきものです。ダウンタイム期間や症状の出方は個人によって変わってきますが、前もってだいたいの症状やダウンタイム期間を知っておけば、不安を少しでも解消して豊胸手術にチャレンジできるのではないでしょうか。