豊胸手術当日の流れや知っておくと安心なポイントをチェック

豊胸手術当日、どのような流れで施術が行われるのか気になる方も多いかと思います。施術当日の流れは豊胸手術の種類や各クリニックの対応などによっても異なりますが、おおまかな流れというものはあるようです。前もって当日、どのような施術を受けることになるのかを知っておけば、少しでも豊胸手術への不安を軽減できるでしょう。

ここでは、各豊胸手術当日の施術の流れなどをまとめてみたので、参考にしてみてください。

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バッグ挿入法の当日の流れ

バッグ挿入法はシリコンバッグをバストに挿入し、大幅にバストアップが可能な豊胸手術です。2カップ以上のバストアップを希望する方や、バストのボリュームをずっとキープしたいという方に選ばれています。バッグ挿入法施術当日は事前に行ったカウンセリングで決めた、シリコンバッグの大きさの確認などが行われます。

脇の下や乳輪部分といった部位を切開し、シリコンバッグを挿入することになるので麻酔は必須です。麻酔方法は各クリニック、また患者さんの希望などによっても変わってきます。手術が完了するまでにバストをミラーチェックしたいという場合は、胸部硬膜外麻酔といって胸部にだけ麻酔をかけて意識がある状態で手術を行うという麻酔法が取られます。

胸部硬膜外麻酔であれば縫合する前にバストの大きさや形を自分でチェックできるので、自分が理想とするバストを得やすいです。ただ、全てのクリニックが胸部硬膜外麻酔でのバッグ挿入法を行っている訳ではありません。

意識がある中で手術を受けるのが怖いという場合は、全身麻酔で意識が無い中で施術を受けられます。脇の下などを切開しシリコンバッグを入れる空間を作った後は、シリコンバッグを挿入し縫合するというのが一般的な流れです。

その後、包帯で固定されます。美容整形の中でも大きな手術となりますが、バッグ挿入法でも施術当日に帰宅となるケースがほとんどです。

脂肪注入法の当日の流れ

豊胸手術の中でも今、特に人気なのが脂肪注入法です。脂肪注入法はお腹や太もも、お尻など自分の体についている脂肪を吸引し、その脂肪をバストに注入してサイズアップします。自分の脂肪をバストに持ってくるような形となるので、見た目はもちろんさわり心地もとても自然です。

脂肪注入法の場合も施術当日は、カウンセリングで決めた脂肪の吸引量などのチェックから行います。脂肪注入法では脂肪吸引の範囲によって、麻酔方法が変わるケースが多いようです。たくさんの脂肪を吸引する必要があり、吸引する範囲が広いというケースでは全身麻酔となります。

脂肪吸引の範囲が1部位や狭い範囲の場合というケースだと、局所麻酔で済むというクリニックも少なくありません。脂肪注入法はいくつか施術法があり、施術内容によっては取り出した脂肪から血液などの不純物をできるだけ取り除く処置をした後、純粋な脂肪のみをバストに注入します。

この方法だとより脂肪がバストに定着する確率が高いようです。バスト部分は脂肪を注入してできた針穴部分をテープで保護し、バストバンドで固定する処置が行われます。脂肪吸引を行った部分は痛みやむくみの症状を抑えるために、圧迫固定の処置が行われます。

脂肪注入法も基本、施術当日に帰宅することが可能です。

ヒアルロン酸注入の当日の流れ

メスを使わないプチ整形のヒアルロン酸注入は、カウンセリング当日でも施術OKというクリニックがあるほどバッグ挿入法や脂肪注入法と比較すると、豊胸手術へのハードルが低い施術です。どのくらいバストを大きくしたいか、どのようなバストメイクをしたいかなどをカウンセリング当日にドクターと相談して決めます。

切開・縫合を行わないプチ整形ということもあり、ヒアルロン酸を注入する際は局所麻酔で行われます。もちろん意識がある中での施術となるので、鏡を見ながらバストのボリュームやデザインを自分で確認することが可能です。

施術後はヒアルロン酸を注入した部分の針穴をテープで保護し、そのまま帰宅となります。

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バッグ挿入法当日の服装

豊胸手術当日、どのような服装でクリニックを受診すれば良いのか気になる方もいるかもしれません。各クリニックによって異なりますが、多くの所では施術前に専用のガウンに着替えることになります。ですので脱ぎ着しやすい服装で受診するのが良いでしょう。

ただ、バッグ挿入法の場合は切開・縫合を行うので術後麻酔が切れたらにバスト部分がかなり痛みが伴います。ですのでバストを締め付けるようなピタッとした細身のトップスではなく、バストに余裕のある大きめのトップスを施術当日は着ていくことがおすすめです。

また、バストの痛みに伴い腕を上げるのが難しくなる恐れもあるので、着替えやすい前開きのトップスを選ぶと良いでしょう。

脂肪注入法当日の服装

脂肪注入法の場合も同じくバストを締め付けない大きめサイズ、着替えやすい前開きトップスが施術当日の服装としてベストです。また脂肪注入法では、バスト部分だけでなく脂肪を吸引する部分のことも考えて服装を決める必要があります。

太ももやお尻といった部分から脂肪を吸引する場合、ロングスカートやワンピースなど締め付けが無い服装がおすすめです。脂肪を吸引した部分はガードルのような医療用の圧迫着で固定する必要があります。スキニーパンツなど体のラインに沿うような服装だと、圧迫着が邪魔して着にくくなってしまうかもしれません。

ですので動きやすく吸引した部分を圧迫しない服装が、脂肪注入法当日にはおすすめです。

ヒアルロン酸注入法当日の服装

ヒアルロン酸注入法の場合は特施術当日の服装に制限はありません。ただ、施術当日はワイヤー入りブラジャーを避けた方が良いというクリニックも多いので、ノンワイヤーやカップ付きインナーにしておくと無難です。

服装だけでなく靴にも注意しよう

服装だけでなく靴も豊胸手術当日には気を付けたいポイントです。特に全身麻酔となることが多いバッグ挿入法や脂肪注入法では、麻酔の効果が完全になくなるまでに時間がかかります。帰宅する際に麻酔の影響でふらついたりする恐れがあるので、転倒のリスクがあるヒールの靴は避けてスニーカーなど歩きやすい靴を選ぶのが良いでしょう。

ある程度の流れを知っておくと豊胸手術が身近に感じられる

豊胸手術をはじめ美容整形は以前と比べると、かなり施術のハードルは低くなりました。ですが、やはり手術ですので当日にどのような施術を行うのか不安に感じてしまいます。前もってある程度、当日の流れを知っておけばより豊胸手術が身近なものに感じられ、興味があるけれど一歩前へ進めなかったという方もチャレンジしやすくなるでしょう。